クライミングデータのバックアップと移行方法
機種変更、定期的な保存、不測の事態への備え。このガイドは、自分の履歴を自分で管理したいクライマー向けです。ClimbingNote+は記録を端末に保存し、好きなときに書き出し、保管、移行できます。
JSONの書き出し・読み込みはv2.3.0で導入されました。現在の版では設定 → バックアップからデータを書き出すとデータを読み込むを選びます。以前の版では「データ」の項目に表示される場合があります。
なぜバックアップするのか
紛失や故障への備え
端末は紛失、盗難、故障することがあります。別に書き出したコピーがあれば、履歴を一台の端末だけに依存させずに済みます。パソコン、クラウドストレージなど保管先は自分で選べます。
新しい端末への移行
旧端末で書き出し、JSONを転送して新端末で読み込むと、セッション、場所、ルート、タグを持ち運べます。
保護をもう一段増やす
端末全体のバックアップに加え、登りのデータを個別に残すと、内容を確認して複数の版を保存できます。バックアップしなくても記録はできますが、アンインストールやデータ消去で履歴が失われる可能性があります。
データを書き出す
- 設定を開く:ホームの歯車から設定を開きます。
- バックアップを開く:書き出しと読み込みの項目を確認します。
- データを書き出す:対応する記録を一つのJSONにまとめます。
- ファイルを保存:OSのファイル選択画面、または許可したバックアップフォルダーに保存します。ファイル名には日時と一意の識別子が含まれます。
書き出したファイルをiCloud Drive、Google Drive、Dropbox、パソコンなどへ別途保管できます。利用できる保存先は端末と導入済みのファイルサービスによります。クラウドにファイルを置くことは、アプリの自動クラウド同期とは異なります。
書き出される内容
- 場所:保存したジムと岩場、住所、座標。
- ルート:場所ごとの名前、グレード、種類。
- セッション:クライミング活動と時刻情報。
- 登りの記録:グレード、完登・トライの状態、時間などの保存済み項目。
- タグ:登りに付けたタグと管理情報。
- グレード設定:優先設定と独自グレード体系。
JSONは人が読める構造化形式で、読み込み時に構造を検証します。テキストエディターで確認したり、自分のスクリプトで処理したりできます。場所などの個人情報を含む可能性があるため、安全に保管してください。
データを読み込む
- 設定 → バックアップ → データを読み込むを開きます。
- ClimbingNote+から書き出したJSONを選びます。v2.3.0以降の形式ですが、実際の互換性は読み込み時に検証します。
- データを統合する説明を確認し、実行します。
- 追加、更新、スキップ、競合の結果を確認します。
- 追加:これまでなかった記録。
- 更新:既存の記録の新しい版。
- スキップ:端末に同じか新しい版がある、または安全に統合できなかった記録。
統合の仕組み
新しい記録
端末にないセッション、場所、ルートは追加されます。
重複する記録
IDで同じ記録を識別します。更新日時で処理する記録は新しい版を優先し、バックアップが新しければ更新、端末が新しければ端末の版を保ちます。
互換性のない競合
同じセッションが異なる場所を指すなど、主要な属性が一致しない場合は、対象をスキップして報告します。黙って上書きせず、読み込みのために既存のログを一括削除することもありません。
よくある使い方
定期保存
毎週、毎月、大きな遠征の後などに書き出して、最近の復元用コピーを保ちます。
機種変更
- 旧端末で書き出す。
- AirDrop、メール、クラウドなどで転送する。
- 新端末にClimbingNote+を入れる。
- 読み込んで履歴を確認する。
ローカルログの復元に当社の記録サーバーは不要ですが、互換性のあるバックアップファイルを保管しておく必要があります。
端末間で記録を移す
対応する一台で書き出し、もう一台で読み込みます。新しい記録を追加し、新しい版を保ち、競合を報告します。自動の端末間同期ではありません。インストールごとに独立したデータベースがあります。
自分でデータを分析する
標準JSONを外部ツールで読み、独自のグラフや処理スクリプトを作れます。それらの外部ツールがアプリ内に含まれるわけではありません。
トラブルへの対処
「データのバージョンがアプリより新しい」
現在のアプリが対応していないデータベース版です。アプリを更新してから再度読み込んでください。
「無効なファイル形式」
ClimbingNote+から書き出したJSONか確認してください。他のファイルや、編集で構造が変わったファイルは読み込めないことがあります。
追加0件、更新0件になる
端末にすでに同じか新しいデータがある場合は正常です。競合や検証のメッセージも確認してください。
バックアップのヒント
- 特に機種変更や削除の前は定期的に書き出す。
- 端末の外にもコピーを置き、紛失に備える。
- 日時の異なる複数の版を残し、一つだけを上書きし続けない。
- 重要な移行前にはファイルを開けるか確認し、移行先で結果を点検する。
データの管理は自分の手で
長年積み重ねた履歴を持ち運べるように。アカウントも有料サブスクリプションも不要です。バックアップの保管先と保存期間は自分で選べます。
ローカルファーストの説明、室内記録ガイド、外岩記録ガイドもご覧ください。