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完登だけでなくトライも記録する:タグで課題を振り返る

完登だけを記録すると成績は残せますが、練習の過程を大きく取りこぼします。記録から問題を見つけたいなら、未完登のトライも残す必要があります。

これらの記録は、どのルートで繰り返し止まっているか、問題がどの局面で起きているか、次にどんな調整を試せるかを振り返る助けになります。

失敗の記録には具体的な情報が必要

「登れなかった」「調子が悪かった」は後で比較するのには使いにくいものです。より役立つのは、そのときに起きたことを記録することです。たとえば:

毎回長い振り返りを書く必要はありません。少数のタグで基本的な情報を残せます。

記録する内容 タグの例
ルートの特徴 スラブ、前傾壁、小さなホールド
止まった局面 スタート、足の入れ替え、終盤
実際に起きたこと 足が滑る、手が滑る、ホールドに届かない

これらはカスタムタグの例で、すべてを使う必要はありません。まずは継続して安定して使えるいくつかの言葉を選べば十分です。

タグで繰り返す問題を探す

「スラブ、足の入れ替え、足が滑る」とタグ付けされた1件の記録だけでは、自分に固定的な弱点があるとは言えません。しかし複数のセッションで似た状況が現れるなら、足の入れ替え時のポジションと動きをさらに観察する価値があります。

記録の役割は、「最近調子が悪い」を、確認できる1つの問題まで絞り込むことです。

同時に、事実と判断を分ける必要があります。「足が滑る」は観察結果で、「体幹が弱い」は原因の推測です。まず現象を記録し、その後のトライで原因を確かめ、早すぎる結論を避けます。

完登と失敗で同じタグを使う

未完登の記録だけに「スラブ」を付け、完登時には付けなければ、そのタグでの実績は過小評価されます。

同じルートの特徴は、成功時も失敗時もできるだけ同じようにタグ付けします。振り返るときは、ジム、グレード、クライミングの種類を合わせて、背景の近い記録を比較します。

タグにおける完登率が低いからといって、必ずしも後退とは限りません。より高いグレードを試しているか、慣れないスタイルの練習を増やしている可能性があります。

振り返りから具体的な調整を1つ決める

記録を振り返ったら、すぐにトレーニング計画全体を変える必要はありません。繰り返し現れる問題を1つ選び、次のトライの小さな目標を決めます。

たとえば、スラブの足の入れ替えで何度も足が外れると気づいたら、次は余力のあるルートを選び、入れ替えの前後で足の位置と体の動きを観察します。その後も記録を続け、同じ問題がまだ起きるかを確認します。

まだ完登していなくても、以前止まっていたムーブを抜けられたなら記録する価値があります。最終結果だけでトライ全体を評価しないでください。

ClimbingNote+ での使い方

未完登のクライミングは「トライ」として記録し、タグを追加できます。完登の記録にも同じタグを使い、Insight でタグ、場所、グレード別に振り返れます。

記録は網羅的である必要はなく、無意味なトライを増やす口実にもすべきではありません。価値は、繰り返す問題を見つけ、その後の調整が有効かを確認できるだけの情報を残すことにあります。