ボルダリングのグレード一覧:段級・V・フォンの見方と対比
クライミングに世界共通のグレードはありません。ボルダリングは日本の段級、米国のVスケール、欧州のフォントグレード、ロープはYDS・フレンチ・UIAA・Ewbankが使われ、さらに多くのジムが独自の色や番号で grading しています。この記事では各体系の対応を目安表で整理し、複数のグレードを混在させずに記録する方法を解説します。
ボルダリング:段級・Vスケール・フォントの対比
3体系の対応はおおよそ次のとおりです(換算は目安。同一課題でも体系の間で半級ほどずれることがあります)。
| ステージ | 段級(日本) | Vスケール(米) | フォント(欧) |
|---|---|---|---|
| 入門 | 10級–7級 | V0–V2 | 3–5 |
| 初級 | 6級–5級 | V3–V4 | 6A–6B |
| 中級 | 4級–2級 | V5–V6 | 6C–7A |
| 上級 | 1級–初段 | V7–V8 | 7A+–7B |
| トップ | 二段以上 | V9 以上 | 7C 以上 |
- 段級:10級から始めて数字が小さくなるほど難しく、1級の次が初段。方向が V・フォントと逆なのが読み間違いの元です。
- Vスケール:V0 から数字が大きいほど難しい。V16 まで続きます。
- フォント:数字+大文字(6A、7B+)。文字が進むほど難しく、Vスケールとほぼ並行します。
ロープ:YDS・フレンチ・UIAA・Ewbank の対比
| ステージ | YDS(米) | フレンチ | UIAA | Ewbank(豪) |
|---|---|---|---|---|
| 入門 | 5.6–5.9 | 4–5 | IV–VI | 14–18 |
| 初級 | 5.10a–5.10c | 6a–6b | VI+–VII | 19–22 |
| 中級 | 5.10d–5.11c | 6b+–7a | VII+–VIII- | 23–26 |
| 上級 | 5.12a–5.13a | 7a+–7c | VIII–IX- | 27–31 |
- YDS:5.x の小数点以下が a–d に細分され、5.10a は 5.10d より易しい。
- フレンチ:数字+文字(6a、7b)。ボルダーとロープで同じ書き方ですが、同じ数字でも意味が違うためフォントグレードと混同しないこと。
- UIAA:ローマ数字に +/- を添えて細分化。
- Ewbank:17、18、19…と増え続ける単一の数字。豪州・NZ で標準です。
英国のトラッドには、難しさと重大さを同時に表す独立した British Trad(E1、E2 など)があり、他体系とは直接換算できません。
ジムのオリジナルグレードはどう捉えるか
多くのジムは標準体系を使わず、ホールドの色でグレード分けをしています。色グレードは、それを決めたジムの内部でのみ意味を持つもの。複数のジムに通うなら、頭の中で色を翻訳するより、ジムごとの独自グレードを標準グレードに合わせて整理するほうが確実です。
複数グレード体系の記録をClimbingNote+ で整える
- 段級、Vスケール、フォント、YDS、フレンチ、UIAA、Ewbank、British Trad をすべて内蔵。換算は目安として表示し、元のグレードは常に保持します。
- ジム独自のボルダーグレードを色付きで作成でき、編集画面では標準グレードとのおおよその対応が常に表示されます。
- グレード設定は「個人の標準+ジムごとの上書き」に対応。どのジムでも、そのジムの記法で記録できます。
- インサイトはグレードごとに完登率を比較できるので、体系が違っても進捗を同じ土台で見られます。
よくある質問
段級とVスケールはどう換算する?
目安として、V3–V4 は 6級–5級、V7–V8 は 1級–初段 あたりです。課題スタイル・壁の角度・体格で体感は変わるため、固定表より自分の実感を優先してください。
ボルダーとロープのグレードは同じ基準?
別物です。ボルダーは単発の強度、ロープは持久力・プロテクション・距離も含みます。同じ数字系(6A/7A)でも意味が異なります。
同じ色なのにジムによって難しさが違うのはなぜ?
グレードを決めているのはジム自身だからです。保証されるのは同一ジム・同一時期の中での一貫性だけです。色の比較より、ジム別の独自グレードで記録するほうが確実です。
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